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埼玉県立嵐山史跡の博物館(2018年12月)

2018年12月15日

埼玉県立嵐山史跡の博物館は、国立女性教育会館に隣接する国指定史跡「菅谷館跡(すがややかたあと)」の中に建つ博物館です。

 菅谷館跡は、嵐山町の杉山城跡、吉見町の松山城跡、ときがわ町の小倉城跡とともに「比企城館跡群(ひきじょうかんあとぐん)」として国の史跡に指定されています。いずれも15世紀後半から16世紀にかけて築かれた城跡で、複雑な形の土塁や郭の配置など、戦国時代の城の様子がよく残されています。
 都幾川を眼下に望む菅谷館跡は、屈曲する深い堀や出桝形に張り出す高い土塁など、防御に優れた特徴を間近に見学できる平城です。13ヘクタールに及ぶ広大な城跡は、春の桜や秋の紅葉をはじめ、様々な季節の植物で彩られます。特に夏のヤマユリは、大ぶりな花を鈴なりにつけ、史跡全体を芳醇な香りで包み込みます。

 菅谷館跡は、鎌倉時代の武士 畠山重忠(はたけやましげただ)が暮らした地としても知られています。博物館では、常設展で、武士の発生、畠山重忠の伝承、県内の武士団、戦国時代の城跡等を紹介していますが、毎年1回、常設展を展示替えして企画展も開催しています。今年度は、関東に17回も攻め込み、各地の城で戦いを繰り広げた上杉謙信を取り上げます。「越山—上杉謙信侵攻と関東の城—」と題し、謙信やライバルの北条氏の城攻めに関わる資料を展示します。貴重な文献、多くの銃砲弾や戦闘で残された武器・武具などから、攻城戦の実態を検証します。
 自然に包まれた城跡の風景と実物資料から、戦国気分を味わっていただければ幸いです。

■企画展「越山—上杉謙信侵攻と関東の城—」
会期:平成31年2月17日(日)まで
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
観覧料:一般100円、高校生・学生50円、
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方(付添1名まで)無料。

博物館外観

本郭土塁

復元した木橋