研修・イベント

研修

実施報告

平成25年度「女子中高生夏の学校2013」

開催期間:平成25年8月8日(木) ~ 10日(土) <2泊3日> / 定員:150名

開催場所:独立行政法人国立女性教育会館


事業内容

科学者・技術者、理工系大学生との対話、交流を通して女子中高生が科学・技術の分野に自分の新しい可能性を見いだすことをねらいとして、合宿形式の体験型サイエンスプログラムを実施する。あわせて、保護者、教員向けプログラムも実施する。

←ポスターをクリックするとダウンロードできます(PDF)


1 趣旨

 女子中高生が科学技術の世界の楽しさを「体験する」、科学技術の世界で生き生きと活躍する女性たちと「交流する」、科学技術に関心のある仲間や先輩と「知り合う」ための機会として「女子中高生夏の学校2013~科学・技術者のたまごたちへ~」を開催します。
 このプログラムは、2泊3日の合宿研修を通じて、女子中高生と科学研究者・技術者、大学生・大学院生等が少人数を単位に親密に交流し、理系進路選択の魅力を伝えるものです。理系の分野も様々です。すでに理系の道を進んでいる女子中高生も、これから夢を追い求める人も、ちょっと不安な人も、より深くより広く自分たちの視野を広げてみませんか?
 また、女子中高生の進路選択について、身近な支援者である保護者や教員向けのプログラムもそれぞれ設定しています。子どもの将来像が描けるよう、よきアドバイスができるように理系進路選択についての理解を深めます。

2 主催

独立行政法人 国立女性教育会館

3 共催

日本学術会議 「科学と社会委員会科学力増進分科会」
          「科学者委員会男女共同参画分科会」

4 協力

男女共同参画学協会連絡会

5 会場

独立行政法人国立女性教育会館
〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728 番地
電話:0493-62-6724・6725       FAX:0493-62-6720
ホームページURL:http://www.nwec.jp/
Eメールアドレス:progdiv@nwec.jp("@"を半角英数の"@"に変更してください)

6 期日

平成25年8月8日(木)~8月10日(土)

7 参加者・定員

◆科学・技術の分野に興味・関心のある女子
   (中学校3年生、高校1~3年生、高等専門学校1~3年生) … 100名
   ※文系、理系は問いません。どちらの道に進もうか迷っている人もぜひご参加ください。
◆保護者・教員等… 50名
   ※保護者の方は、上記女子中高生と一緒に参加する場合のみ申込できます。
   ※先生方は生徒の引率がない場合でも申込ができます。

8 申込について

募集を締め切りました。多数の皆さまのお申し込み、ありがとうございました。
(1)申込方法(以下の①または②の方法でお願いします。)
①Eメール:国立女性教育会館ホームページ「女子中高生夏の学校2013」申込フォームよりお申し込みください。

②郵送、FAX:国立女性教育会館事業課までお申し込みください。
※開催要項、参加申込書等の電子データをご希望の方は、以下よりダウンロードしてください。

(2)申込期間
   平成25年6月1日(土)~6月30日(日)午後5時まで
   ※応募者多数の場合は、抽選により参加者を決定します。
   ※できるだけ多くの学校に参加いただくため、参加者を1校につき3名までとさせていただくことがあります。

(3)提出書類
   別紙の「参加申込書」をご提出ください。

(4)決定通知
   参加の可否にかかわらず、7月10日(水)までに本人宛に文書にて通知します。連絡がない場合は、お手数ですが国立女性教育会館事業課(電話:0493-62-6724)までご連絡ください。

9 所要経費

(1)参加費
   無料

(2)宿泊費及び食費
   7,250 円
   (2泊分の宿泊+1日目夕食、2日目朝食・昼食・夕食、3日目朝食)
   食事は全員同じメニューとなります。食物アレルギーがある方については、参加申込書の「連絡事項」の欄に具体的に記入してください。
   2日目の昼食はお弁当、夕食は立食でのバイキング形式になります。
   宿泊について、前泊・後泊をする場合は、別途宿泊費が加算されます。

(3)交通費の補助
   参加女子中高生の交通費につきましては、学割で往復25,000 円を超える方のみ料金の一部を補助する予定です。
   (人数によっては補助できない場合があります。)

(4)保険への加入
   参加者全員に保険(自宅を出てから帰宅まで)に加入していただきます。くわしくは参加決定時にお知らせします。

10 日程(予定)

  【共通】・・・女子中高生、保護者、教員共通のプログラムです。
  【女子中高生】・・・女子中高生用のプログラムです。
  【保護者】・・・保護者用のプログラムです。
  【教員】・・・教員用のプログラムです。

<第1日 8月8日(木)>

 【共通】開校式
 13:00~13:30
      開会宣言      長妻   努   実行委員長(地球電磁気・地球惑星圏学会)
      あいさつ      内海 房子   国立女性教育会館理事長
                生源寺 眞一 日本学術会議会員(名古屋大学大学院教授)
      オリエンテーション     古澤 亜紀   茨城県立水戸農業高等学校教諭

 【共通】サイエンスアンバサダーⅠ「自分の将来について考えよう」
 13:30~14:15
 夏学に参加するに当たり、合宿研修のオリエンテーションやグループ内での自己紹介、学生TA(ティーチングアシスタント)の講話などから、合宿研修のねらいや目的を理解したり、主体的に研修に参加する気持ちを高めたりします。

 【共通】キャリア講演
 14:30~16:00
 女子中高生にとって知名度のある企業で働く女性から、現在の生活や仕事のことなど理系進路の魅力についてお話を伺い、将来理系で働くことの意義や多様な理系の進路について理解を深めます。
 講師    蓑田 裕美  株式会社資生堂 品質評価センター 学術室
                国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ
        平口 暢子  株式会社NTTドコモ 資材部 担当部長

【共通】女性科学・技術者のバーチャル職場探訪
 16:15~17:45
 JRの鉄道総合技術研究所、JR東日本研究開発センター、JR東海コンサルタントの3ヶ所と国立女性教育会館をインターネットで結びます。ふだん直接目にすることのできない職場の様子を女性研究者・技術者の方にご紹介いただきます。会場からの質疑応答も予定しています。
  コーディネーター  平永 佐知子 ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社
                土木事業部土木設計第三部土木設計第一課課長
         谷本 早紀  公益財団法人鉄道総合技術研究所
                防災技術研究部気象防災研究室研究員
         日沖 由理香 東日本旅客鉄道株式会社
                JR東日本研究開発センター安全研究所
                走行安全グループ研究員
         中村 ひとみ  ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社
                 土木事業部土木設計第一部土木設計第一課係長
         降旗 亜樹   ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社
                 建築事業部建築設計部建築設計第一課係長

    夕食
 18:00~19:00

 【女子中高生】学生企画「サイエンスバトル!?」
 19:15~20:45
 グループで協力し合い、学生スタッフが出題する課題やクイズに答えるスタンプラリーに挑戦しながら、グループの親交を深めます。

 【保護者】【教員】夏の学校を知る
 19:15~20:45
 今までの夏学の様子をDVDの視聴や説明により、3日間の研修の流れや意義を理解します。
 
 【共通】天体観望会<希望者のみ参加>
 21:00~22:00
 自然豊かな国立女性教育会館の夏の夜空を天体望遠鏡で観察します。

<第2日 8月9日(金)>

 【共通】学生企画「才媛双六」
 9:00~10:00
 学生スタッフが作成したサイエンスクイズに答え、理系女子のキャリアを疑似体験するゲーム(双六)を行います。キャリアは夏学卒業後から始まり、進学、就職や結婚、育児など理系女子特有の悩みや人生に関わる様々な出来事を盛り込み、参加者に理系女子の夢やライフプランについて具体的なイメージと理系進路選択の支援となるヒントを得られるプログラムです。

 【女子中高生】サイエンスアドベンチャーⅠ「ミニ科学者になろう」
 10:15~12:00
 理系の各分野における研究者・技術者と交流しながら、実験・実習にじっくりと取り組みます。進路を理系にするか文系にするか迷っている生徒向けの不思議体験コースと専門性の高いチャレンジコースの2種類の実験を用意します。(参加決定時に実験・実習の希望調査を行います。)

 【保護者】【教員】実験・実習の参加・見学
 10:15~12:00
 女子中高生が取り組んでいるサイエンスアドベンチャーⅠ「ミニ科学者になろう」の実験や実習を実際に見学、参加することで、研修に取り組む女子中高生の姿を見たり、理系進路選択を応援する意識を高めたりします。

    昼食
 12:00~13:00

    集合写真の撮影
  13:00~13:15

 【女子中高生】サイエンスアドベンチャーⅡ「ミニ科学者になろう・報告会」 
 13:15~13:45
 午前中に体験した実験・実習について、その内容をグループ内で報告し合って情報の共有をします。
自分の行ったことを他の人に報告することで、プレゼンテーション能力の向上や学校や地域に戻ってのアンバサダー活動(学んだことを広めたり、発信したりすること)に生かします。

 【保護者】【教員】サイエンスカフェⅠ「ポスター展示・キャリア相談」
 13:15~15:15
 女子中高生の理系進路選択への支援に向けて、男女共同参画学協会連絡会や企業、大学等のポスターブースを回り、最先端の科学技術について知る機会とします。また、理系の進路について相談することで我が子や生徒の進路に関する不安や悩み等の解決に近づける場とします。

 【女子中高生】サイエンスアドベンチャーⅢ「科学・技術者と話そう」
 13:45~17:30
 女子中高生に理系進路選択の魅力を伝えるため、次の①~④のブースを設け、様々な人と交流します。様々な分野、世代の人と交流することで、理系進路選択への不安や悩み等の解決に近づける場とします。
  ①ポスター展示
   30程度の展示ブースを設置し、協力学会、企業や大学等、様々な立場の研究者・技術者によるポスター展示や演示実験を行います。理系の世界で活躍する人たちや最先端の技術に触れる機会とします。

 【女子中高生】サイエンスアドベンチャーⅢ「科学・技術者と話そう」
 13:45~17:30
 女子中高生に理系進路選択の魅力を伝えるため、次の①~④のブースを設け、様々な人と交流します。様々な分野、世代の人と交流することで、理系進路選択への不安や悩み等の解決に近づける場とします。
  ①ポスター展示
   30程度の展示ブースを設置し、協力学会、企業や大学等、様々な立場の研究者・技術者によるポスター展示や演示実験を行います。理系の世界で活躍する人たちや最先端の技術に触れる機会とします。
(別紙2:平成24年度ポスター展示一覧参照)
  ②キャリア相談
   研究者・技術者や女子大学生・大学院生などが女子中高生の理系進路選択に関する相談に応じます。女子中高生の進路に関する不安や悩み等の解決や理系進路選択について明確な考えを持てるようにする機会とします。
  ③国際交流
   海外から日本に来ている留学生や科学・技術者に学校生活や日本での生活、研究内容や母国に帰ってからの夢などについて、英語を使ってインタビューします。女子中高生のコミュニケーション能力や語学力の向上に生かします。
  ④夏学卒業生Home Coming Day
   過去の「夏の学校」卒業生が会場に集まり、参加者である女子中高生に対して理系進路に関する相談活動を行います。女子中高生が理系への進路に対して明確な考えが持てるようにする機会とします。

 【保護者】サイエンスカフェⅡ「科学・技術者、大学生、新社会人との座談会」
 15:30~17:30
 女性の科学・技術者、学生TA、新社会人との座談会を通じて、理系進路選択の現状やその魅力について知る機会とします。

 【教員】サイエンスカフェⅡ「中学、高校、大学の教員の連携」
 15:30~17:30
 中学、高校、大学の教員による連携を促進するために、理科や数学など、理系科目の授業展開などについて、講義やグループワークを行います。

 【共通】交流会      18:00~19:00
 夕食をとりながら、参加者同士、講師や実行委員、女子大学生・大学院生との交流を深めます。

 【女子中高生】学生企画「キャリア・プランニング」
 19:15~20:45
 各グループで自分の具体的な進路についてお互いに話し合い、オリジナルの「才媛双六」を作成する準備を行います。話し合いや研究者・技術者へのインタビューなどを通じて、自分の考えをうまく表現する力を身に付けます。

 【保護者】【教員】サイエンスカフェⅢ
 「日本学術会議、学会、大学、企業等の科学・技術者との座談会」
 19:15~20:45
 学会、大学、企業等で活躍する研究者・技術者との対話やグループ討議などを通じて、理系の分野での女性の活躍や今後の期待に対する現状等を知り、女子中高生への支援の在り方について考えます。
 講師 渡辺 政隆  日本学術会議連携会員 筑波大学教授
 司会 為近 恵美  NTT 応用物理学会人材育成委員
     永合 由美子  東京大学工学部広報室、元ライオン㈱ JWEF運営委員
     岩渕 祐子  東京都立大島海洋国際高等学校 JWEF運営委員
     森岡 由紀子  NEC 応用物理学会人材育成委員

 【共通】科学・技術者やTAへのキャリア・進学懇談会<希望者のみ参加>   
 21:00~22:00
 女子中高生の理系進路選択に向けて、研究者・技術者や学生TAとさらに話をしたいという参加者のために、進学や就職など、将来のことに関する懇談会を行います。

<第3日 8月10日(土)>

 【共通】学生企画サイエンスアンバサダーⅡ「自分の将来について考えよう」   9:00~11:00
 合宿研修のまとめとして、各グループでオリジナルの「才媛双六」づくりと、個人による「夏学タイムズ」という新聞づくりを行います。これまでのプログラムから学んだこと、考えたことを生かし、これからの自分の将来について双六に表したり、新聞にまとめたりすることで、表現力の向上や学校や地域でのアンバサダー活動に役立てます。

 【保護者】応援します!サイエンティストへの道(NWEC プログラム)      9:00~11:00
 女子中高生の長期的なライフプランニングや男女共同参画について積極的に考える機会として、男女共同参画の歴史や現状に関する講義や女子中高生の理系進路に関する保護者同士の忌憚のない意見交換を行い、3日間の研修を振り返ります。

 【教員】応援します!サイエンティストへの道(NWEC プログラム)       9:00~11:00
 3日間の活動を踏まえ、それぞれの学校に戻った時にこの合宿研修の経験をどう生かすかについて考える機会として、教員同士のディスカッションや進路指導、教科指導に生かすための指導略案づくりを行います。

 【共通】学生企画「夏学振り返りと表彰式」      11:15~12:00
 参加者が一堂に会し、3日間の振り返りを学生スタッフの企画により行います。

 【共通】サイエンスアンバサダー任命式・閉校式      12:00~12:45
 女子中高生の参加者全員がサイエンスアンバサダーとして任命されます。自分の学校や地域に戻った後、アンバサダーとして夏学の体験を伝えます。
   任命    長妻 努    実行委員長(地球電磁気・地球惑星圏学会)

11 交通案内

※ 初日の8月8日(木)と最終日の10日(土)は、国立女性教育会館最寄り駅の東武東上線「武蔵嵐山」駅東口と国立女性教育会館との間で無料送迎バスを運行します。
運行時間帯は、参加決定通知に同封しますので、ご利用ください。

 女子中高生が科学技術の世界の楽しさを「体験する」、科学技術の世界で生き生きと活躍する女性たちと「交流する」、科学技術に関心のある仲間や先輩と「知り合う」ための機会として、「女子中高生夏の学校2013~科学・技術者のたまごたちへ~」を、8月8日(木)~10日(土)の2泊3日で開催しました。今年は、全国から129名の女子中高生、40名の保護者・教員が参加しました。
 この「女子中高生夏の学校2013」は、独立行政法人科学技術振興機構の委託により、日本学術会議「科学と社会委員会 科学力増進分科会」「科学者委員会 男女共同参画分科会」との共催により実施したものです。国立女性教育会館では8回目の開催となる本年度も、これまでの夏学の成果であるプログラムや人材を活用すると共に、より一層工夫し、進化する夏学を行うことができました。
 長妻努実行委員長の開会宣言で開校式が始まり、内海房子理事長と日本学術会議会員の生源寺眞一名古屋大学大学院教授のあいさつがありました。続いて、「サイエンスアンバサダーⅠ~自分の将来を考えよう~」では、3日間の合宿研修のねらいや目的、研修の成果を地域に戻ってサイエンスアンバサダー(学んだことを普及したり、発信したりする人)として報告する心構えなどについて学びました。次のプログラム「キャリア講演」では、株式会社資生堂の蓑田裕美氏、株式会社NTTドコモの平口暢子氏のお二人が講演を行い、未来を担う女子中高生に向けての貴重なメッセージをいただきました。質疑応答では、活発に質問が出され、関心の高さがうかがえました。
 続いて、「女性科学・技術者のバーチャル職場探訪」を行いました。これは、科学・技術の現場で働く女性の職場と国立女性教育会館とをインターネットで結び、ふだん直接目にすることのできない職場の様子を女性科学・技術者に紹介していただくものです。今回は、身近な乗り物である「鉄道」について、平永佐知子氏(ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社)をコーディネーターに、公益財団法人、鉄道総合技術研究所、JR東日本研究開発センター、ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社の3ヶ所を結び、紹介していただきました。「鉄道」というと男性の仕事というイメージがありましたが、これだけ女性が活躍していること、様々な職種があることがわかりました、という感想が見られ、女子中高生にとって進路選択の幅が広がったことがうかがえました。

開会宣言  長妻  努 実行委員長 開会宣言  長妻  努 実行委員長 

あいさつ  内海 房子 理事長あいさつ  内海 房子 理事長

あいさつ 生源寺 眞一 氏あいさつ 生源寺 眞一 氏

サイエンスアンバサダーⅠサイエンスアンバサダーⅠ

キャリア講演  資生堂 蓑田 裕美 氏キャリア講演  資生堂 蓑田 裕美 氏

NTTドコモ 平口 暢子 氏NTTドコモ 平口 暢子 氏

女性科学・技術者のバーチャル職場探訪 鉄道総合技術研究所 JR東日本研究開発センター ジェイアール東海コンサルタンツ女性科学・技術者のバーチャル職場探訪 鉄道総合技術研究所 JR東日本研究開発センター ジェイアール東海コンサルタンツ

<女子中高生プログラム>
 1日目の夜に、学生企画「サイエンスバトル!?」を行いました。参加者は、現役の大学生や大学院生の学生TA(ティーチングアシスタント)が出題する課題やクイズに答えるスタンプラリーに挑戦しながら、グループ内の親交を深めました。

サイエンスバトル?! サイエンスバトル?!

 2日目には、学生企画「才媛双六(さいえんすごろく)」、「サイエンスアドベンチャーⅠ~ミニ科学者になろう」、「サイエンスアドベンチャーⅡ~ミニ科学者になろう・報告会」、「サイエンスアドベンチャーⅢ~科学・技術者と話そう」といった参加体験型の多彩な内容のプログラムを実施しました。
 「才媛双六」では、学生スタッフが作成したサイエンスクイズに答え、理系キャリアゲームを体験し、理系女子の夢やライフプランについて具体的なイメージをつかみました。

才媛双六 才媛双六

「サイエンスアドベンチャーⅠ~ミニ科学者になろう」では、実験AからLまで12の実験・実習の中から、女子中高生がそのうちの1つを選んで取り組みました。今年度も、文理選択を迷っている生徒向けの不思議体験コース(実験A~F)と専門性の高いチャレンジコース(実験G~L)を用意しました。実験内容は以下のとおりです。
  実験A 光の性質を活用したものづくり 3D万華鏡の世界!
     B 宇宙の星から学ぶエネルギー-基礎から学ぶ福島の事故-第2弾
     C わくわく化学の実験女子-不思議な世界にようこそ-
     D オリジナルDNAストラップを作ろう-遺伝暗号のしくみを学ぶ-
     E 水辺の生態系を観察しよう
     F ウェーブマシーンを作ろう~身近にいっぱい!”波”のふしぎ~
     G 大気圧を測ろう
     H コンピュータで探るバイオ分子の世界
     I 線虫を使って知る遺伝子のしくみ
     J コンピュータで探す健康や環境浄化に関わる遺伝子
     K 結び目のゲームを作って遊ぼう
     L 世界を「計算」してみよう!

実験A実験A

実験B実験B

実験C実験C

実験D実験D

実験E実験E

実験F実験F

実験G実験G

実験H実験H

実験I実験I

実験J実験J

実験K実験K

実験L実験L

 「サイエンスアドベンチャーⅡ~ミニ科学者になろう・報告会」では、午前中の実験・実習の様子をグループ内で報告しあうとともに、この後行われるポスター展示の見方についての説明を行いました。

サイエンスアドベンチャーⅡ サイエンスアドベンチャーⅡ

 「サイエンスアドベンチャーⅢ~科学・技術者と話そう」では、34の学会、学校、企業等によるポスター展示やキャリア相談、海外から日本に来ている留学生との国際交流、夏の学校卒業生による進路相談を行いました。女子中高生は、各ブースを回って説明を聞いたり、進路に関する相談をしたりしていました。

ポスター・キャリア相談ポスター・キャリア相談

国際交流 国際交流 

夏学卒業生HOME Coming Day夏学卒業生HOME Coming Day

 夜には「サイエンスアンバサダーⅡ~自分の将来について考えよう」を行いました。これも学生による企画です。各グループで学生TAが中心となって合宿研修のまとめとして「夏学タイムズ」という新聞づくりを行いました。
 これからのキャリア(進学や就職)について話し合いました。話し合った内容は、最終日に予定されているオリジナル版の「才媛双六」づくりに生かされました。

サイエンスアンバサダーⅡ サイエンスアンバサダーⅡ

 3日目(最終日)には、「キャリア・プランニング」を行いました。各グループでこれからのキャリア(進学や就職)について話し合い、オリジナル版の「才媛双六」を作成しました。

キャリア・プランニング キャリア・プランニング

 この後、3日間を振り返るスライドショーと、学生スタッフから各グループへの表彰を行いました。
 最後に「サイエンスアンバサダー任命式・閉校式」では、参加した女子中高生全員がサイエンスアンバサダーに任命されました。このサイエンスアンバサダーは、今後、自分の周りに科学・技術の面白さを広める活動を積極的に進めます。

夏学振り返り 夏学振り返り 

表彰式表彰式

任命式任命式

<保護者・教員等プログラム>
 女子中高生の進路選択について、身近な支援者である保護者や教員に対してのプログラムでは、参加者40名が集まりました。初日の夕食までは女子中高生と同じプログラムでしたが、夕食後は「夏の学校を知る」と題して、企画委員の柴田純氏、田口美咲氏から夏の学校についての説明などを聞きました。

夏の学校を知る 夏の学校を知る

 2日目午前は、女子中高生が行っている実験・実習の参加、見学を行いました。これは今年度初めての実施するもので、希望する参加者には、見学だけでなく、実際に実験・実習にも参加しました。
 午後に入り、「サイエンスカフェⅠ~ポスター展示・キャリア相談」では、各学会、学校、企業等の展示ブースを回り、最先端の科学技術や理系教育の現状について理解を深めました。その後、「サイエンスカフェⅡ」として、保護者の方々には理系進路選択の魅力等について、研究者や大学生、社会人を交えた座談会が行われ、教員の方々には、中学、高校、大学の教員の連携をテーマに討議やグループワークを実施しました。

サイエンスカフェⅡ 保護者向けサイエンスカフェⅡ 保護者向け

教員向け教員向け

 夜の「サイエンスカフェⅢ」では、日本学術会議連携会員で筑波大学教授の渡辺政隆先生をお招きして、理系進路選択の現状などについてのお話をうかがうとともに、日頃の疑問や不安などについて、参加者同士によるグループディスカッションを行いました。終了後も話し合いや質問など、参加された方々の理系進路選択への関心の高さがうかがえました。

サイエンスカフェⅢ サイエンスカフェⅢ

 3日目には、「応援します!サイエンティストへの道」と題して、保護者向けには、女子中高生の理系進路選択などについて、今回の参加についての感想も含めた忌憚のない意見交換を行い、3日間の研修を振り返りました。教員向けも、3日間の夏学の成果についてのディスカッションを行いました。

応援します!サイエンティストへの道応援します!サイエンティストへの道

<参加者の感想>
 参加者の女子中高生からは、
「理系の仕事や大学の人たちと3日間一緒に活動して、理系の様々な分野について知ることができた。グループでの活動も全国各地の友達ができてすごく貴重な経験になった。」
「様々な県から来ている人と交流して、日本は広いということを感じた。」
「もともと理系志望だったが、さらに理系に進みたい、という気持ちになる研修ができて本当によかった。」
「自分の将来について、より具体的に考えを定めることができた。」
「様々な地域、学年の人とかかわったり、一緒に行動したり、考えたり、理系のことについて学んだり、と学校ではできないことができてよかった。」
「自分の知らないことが改めて多いことを感じさせられた。自分の狭かった視野を広げることができ、参加して本当によかった。」
「科学の楽しさ、理系の仕事の面白さ、理系の進路に進んだ先輩の輝かしさを知ることができた。理系の進路に進みたいという気持ちが強くなった。」
「自分の視野がまだまだ狭かったことを感じ、理系の世界の広さと面白さを知ることができた。」
「たくさんの理系女子のみなさんとふれあうことができ、学校では絶対できない経験ができ、本当に楽しかった。TAとして戻ってきたい。」
「理系の仕事に就こうか悩んでいて、難しいからやめようと思っていたが、もう一度考えてみようと思った。」
「進路選択に迷っていたが、参加して決めることができた。また、他の都道府県の人と友達になれて、文化の違いに驚いた。」
「進路に不安があったが、視野を広く持って好きなことのためにがんばっていこうという意欲がわいた。」
 等の感想が寄せられました。

 また、保護者・教員の方々からは、
「自分が文系だったので、知らない世界に飛び込み勉強させていただいたおかげで、娘の進路にも不安を解消することができた。」
「いろいろな分野の学問を知り、たいへん刺激を受けた。ネットで情報が手に入る時代だが、人と人とのふれあいの中で学ぶことは貴重な機会だった。」
「たくさんの人と出会い、自分の知らない分野の知識を得ることができた。娘にとっても、幅広い、異年齢の理系女子と話すことができ、貴重な経験となった。」
「理系というだけではひとくくりにはできないほど幅広くいろいろな学問領域があり、その先に職業がある、ということがわかった。」
「講師やTAの方々の生の体験談を多く聞くことができ、具体的なイメージを描くことができた。」
「進路で悩んでいる生徒に対して助言するためのたくさんの情報を得ることができた。」
「理系進学希望者の不安や悩みを解消できる要素が多く、学校側からどのように発信すればよいのか考えていきたいと思った。」
「人的交流、理系教育の現状、様々な科学知識の入手等、様々な面で刺激的な3日間だった。」
などの感想が寄せられました。

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