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倉敷市主催フォーラムでパネル貸出サービスを活用、男女共同参画の歴史を伝える
2016.12.20

倉敷市主催フォーラムで
パネル貸出サービスを活用、
男女共同参画の歴史を伝える

「くらしき男女共同参画フォーラム」を実施

[倉敷市 市民局 人権政策部 男女共同参画課] 岡山県倉敷市

「くらしき男女共同参画フォーラム」にて、NWECの「男女雇用機会均等法から30年」のパネル貸出サービスを利用した、倉敷市・男女共同参画課の取り組みをご紹介。

目的
男女共同参画のこれまでの歩みを伝える
活用内容
「男女雇用機会均等法から30年」のパネル貸出サービス
成果
来場者に男女共同参画の歴史を知ってもらい、身近に感じてもらえた

—— 穏やかな瀬戸内海を臨む岡山県倉敷市。美観地区に代表される歴史と文化の町であり、日本屈指の繊維産業を誇る地域でもあります。この地で、2016年10月、第26回目となる「くらしき男女共同参画フォーラム」が開催されました。
フォーラム会場内に、NWECが所蔵する「男女雇用機会均等法から30年」をテーマにしたパネルを展示し、幅広い世代に対して「男女共同参画社会の歩み」を伝えました。その取り組みをご紹介します。
 

「次世代への歩みをつなぐ」ことがテーマ。
企画内容を練る中で、パネル展示を実施することに

「くらしき男女共同参画フォーラム」は、平成元年に女性のつどいとして開催して以来、2016年度に第26回目を迎えました。
フォーラムの目的は、男女共同参画社会を目指すうえで、現在の社会が抱えるさまざまな問題を考える契機とすることです。倉敷市市民局人権政策部男女共同参画課の大田富美子さんに話を伺いました。

「2015年度に『日本女性会議2015倉敷』が開催されたこともあり、この地域では、男女共同参画の社会づくりを考える機運がいっそう高まっていました。」(大田さん)。

フォーラムのテーマは、「次の世代へつなぐ 一人ひとりの男女共同参画 ~だれもが輝いて暮らせる 心豊かな社会を目指して〜」。同テーマを軸に企画を練った結果、展示物の一つとして、NWECが所蔵する「男女雇用機会均等法から30年」のパネルが採用されました。

大田富美子さん(倉敷市市民局人権政策部男女共同参画課)。「男女共同参画社会とは、1人1人がありのままに生きられる社会。それを広く伝えていきたい」

NWEC主催の研修に参加し、
「パネル貸出サービス」の存在を知る

パネル貸出サービスを知ったきっかけを、「NWEC主催の<地域における男女共同参画推進リーダー研修>に参加をしたことがきっかけです」と語る大田さん。「研修の時に、NWECで今年新たに『男女雇用機会均等法から30年』のパネルを製作したという話、さらに、そのパネルの貸し出しサービスがある、という話をお聞きしたのです。ぜひ、本市でも多くの市民の皆様にご覧いただきたいと思いました」。

倉敷に戻った大田さんは、市とともにフォーラムを主催する「くらしき男女共同参画フォーラム」実行委員会にこの件を諮りました。「実行委員会は、婦人協議会や、愛育委員会連合会、交通安全母の会といった地域団体のほか、商工会議所、男女共同参画推進センターの登録団体などで構成されています。皆さまボランティアでご参加くださり、本市の男女共同参画の推進に大きな役割を担っていただいています」。

実行委員会のメンバーにパネルの内容を紹介したところ、「男女共同参画の歴史を分かりやすく伝える展示品は、フォーラム開催の目的を知っていただく良いきっかけとなる。ぜひ展示したい」との意見でまとまったそうです。

NWECでは「男女雇用機会均等法から30年」のパネルを含め、女性アーカイブセンターで使用した展示パネルを多数所蔵、貸出サービスを行っています。

男女共同参画の歴史をわかりやすく伝えるパネルに
立ち止まる人、思わず語らう人——

フォーラム当日はあいにくの雨。しかし、午前の部と午後の部で、のべ800人以上の方が来場し、会場は熱気に包まれたそう。

「男女雇用機会均等法から30年」のパネルはホールロビーの壁面に設置。「B1サイズでしたが、思った以上に軽く、展示にあたっては女性の力でもまったく問題ありませんでした」。
掲示場所は人気企画の『うまいものフェア』の向かい側。「『うまいものフェア』に興味を持った参加者の方にも見ていただけました。パネルの前には男女共同参画に長年携わっている実行委員を配置し、声かけをさせていただくといった工夫もしました」。

パネルの内容も、時代ごとの女性を表す服装のイラストを使った説明が、さまざまな年代の人に受け入れられやすく、非常にわかりやすいと好評だったとのこと。
「“男女共同参画の歴史をめぐる旅”のようで、皆、とても興味深そうに見入っていらっしゃいました」。それぞれの時代ごとのファッションに身を包んだ女性のイラストを見て、「私、まさにこんな感じだった」と、かつての自分と重ね合わせている方もいたそう。

「今回のフォーラムは、初めて参加した方が全体の約半数でした。普段は男女共同参画について触れる機会が少ない方にも楽しんでいただけたようです。男女共同参画社会の実現に向けた歴史的歩みをまとめて時系列で見ることができる今回の展示パネルは、あるようでなかった資料セットです」。
フォーラムの実行委員会のメンバーからも、「男女共同参画の歴史は知っているようで、知らない人が多いので、来年もこのパネルを展示したい」という声があがったそうです。
 

多くの人が行き交う場所にパネルが設置されました。足を止める人も多数。

時代ごとの女性を表すパネルを前に「そうそうあの頃はね…」と会話も弾みます。

フォーラムの目的達成に手ごたえ。
啓発に力を入れ、活動を広げていきたい

今年度もまた、「くらしき男女共同参画フォーラム」は市職員や実行委員会のメンバーにとって、手ごたえを感じるものとなったとのこと。

「日本国憲法の草案にかかわったベアテ・シロタ・ゴードンさんについての映画を上映したり、世代を超えた子育て支援に関するワークショップを開催しました。また、キャスター/アナウンサーとして長年ご活躍されている吉川美代子さんを講演でお招きしました。『性別を意識しないで、自分はどうあるべきか、1人の人間として何ができるか考えさせられた』などの感想が寄せられ、「男女共同参画社会」を目指してさまざまな問題を考えていただくフォーラムになりました」と話す大田さん。
「今後もさらに啓発活動に力を入れ、さまざまな年代の方や男性の参加も増やし、もっともっとこのフォーラムが大きく広がっていくように、取り組んでいきたいと考えています」。

「女性がはたらくということ」をテーマに、キャスターとしても活躍する吉川美代子さんが登壇。

[倉敷市 市民局 人権政策部 男女共同参画課]が活用したのは…
「男女雇用機会均等法から30年」のパネル貸出サービス

1985年制定、翌86年より施行された法律「男女雇用機会均等法」。制定から30年の2015年にパネルを製作しました。なお、NWECの女性アーカイブセンターでは、これまでに、「男女雇用機会均等法から30年」のほか、「女性科学者の誕生」「宇宙をめざす」など、女性の活躍に関する様々な展示を行っており、展示に使用したパネルの貸出サービスを行っています。パネルのPDFは以下のページのほか、NWECのリポジトリからもダウンロードできます。

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