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コラム

「 学校教育における男女共同参画 」 髙﨑恵 

髙﨑恵 オフィスピュア

「みんなちがって みんないいは、本当なんだ!と思った」「ちがいがおもしろかった」「まちがっていたらどうしようと思ったけど、みんなちがった」
 平成25年にスタートした鹿児島県「子どもたちの男女共同参画学びの広場推進事業」終了後に子どもたちから届く感想文には、同じ指示で書いた絵が、一人ひとり違っていることへの驚きや喜びが綴られています。
 性別に関わりなく一人ひとりに「ちがい」があることを実感するためにデザインしたワークショップで、子どもたちが「ちがい」を豊かなものとして実感してくれたことに一安心するとともに、子どもたちの間にも、「同じでなくちゃいけない」という「同調圧力」が高くかかっていることに胸が痛みます。
 「6年生にもなってこんなことも知らない」とか、「男子は…/女子は…」と、年齢や性別といった属性で括られて判断されたり、声かけされたりする日々を通して、属性が同じならできることも「同じでなくちゃ」と、「ちがい」を恐れて主体性や積極性を育めずにいる子どもたち…。
 学校は、教科書を1ページめくる度に初めてや慣れないことに出会い続ける場です。子どもたちが失敗するのも、同じようにできないのも当たり前のことです。同じようにできないからこそ、子どもたちは、「できないから、手伝って」「知らないから、教えて」と、お互いの得意や苦手を把握しながら、子どもたち同士で助け合っていく信頼関係を基盤にして、安心できる学びの場を自分たちで築いていくものなのだと思っています。
 お互いの間にある「ちがい」を自覚することは、子どもたちが、他者への興味を豊かに拓き、関わりを深めていくためにとても大切です。
 性別に関わりなく一人ひとりに「ちがい」があることを実感し、それを豊かなものとして認め合える場としての学校で、子どもたちがのびのびと学べることを願っています。

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