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「男女共同参画推進フォーラム」実施報告

テーマ:「一人ひとりの活躍が社会を創る」

今年のテーマは「一人ひとりの活躍が社会を創る」。平成27年8月20日(木)〜22日(土)に、「男女共同参画推進フォーラム」を実施しました。

行政、女性団体、NPO、大学、企業などの担当者が一堂に会し、課題の共有と課題解決のための方策を探ると同時に、組織分野を越え、連携・協働して男女共同参画を推進するためのネットワーク形成を図ることを目指して開催し、期間中は全国各地から1252名の方にご参加をいただき、学びと交流と熱気があふれるフォーラムとなりました。

開会
内海理事長360
内海理事長あいさつ
徳田審議官
徳田審議官あいさつ


特別講演 「超成熟社会の鍵は“女性”」 講師 林 文子 横浜市長

フォーラム最初のプログラムは、林文子横浜市長(写真)による特別講演「超成熟社会の鍵は”女性”」。待機児童ゼロをはじめとする女性活躍推進にかける思い、行政のトップとしてのリーダーシップなどについて、自動車販売会社での営業職時代のエピソードも交えながら、お話しいただきました。

林文子市長142
キャリアのスタートは昭和40年。都内の高校を卒業後、働くことに夢を持って入社しました。しかし入社直後、当時の勤労課長から「入社おめでとう」との言葉に続いて、「君たち高卒の女性は、だいたい5年で辞めています」と言われたのです。1986年男女雇用機会均等法施行の20年前、女性は結婚して仕事を辞めることが幸せと思われていた時代の話です。女性と男性の仕事には完全に線が引かれ、女性は男性のアシスタントでしかありませんでした。

同期の男性が研修を受け営業職として活躍していく姿を横目に、長く行き先の見えないトンネルを走っているような思いで働いていました。そして、男性と同じように責任ある仕事がしたいと転職を重ねるなか、ある自動車販売会社の営業職募集の記事を見つけました。早速電話をかけたところ、「女性には無理」と難色を示されましたが、社長が私の熱意をくみ取ってくださり、面接までこぎ着けました。無事に入社した後も、営業で使う鞄は支給されても、女性であることを理由に、本社での宿泊を伴う新人研修の受講はかないません。その代わりにと、社長が自ら講師となった営業所内での研修では、最終日に洗車の実践がありました。最終チェックで助手席のドアを開けると、ステップに水滴が残っているのを見た社長が「これではお客様のスカートが濡れるだろう。ちゃんと見えないところも拭くのだよ。」と言われ、はっとしました。単に車を売るだけではなく、お客様のためにどうすればいいのかを考えるという、働くことの原点を教えてもらいました。

いよいよ営業職としてスタートし、1日100件を目標に飛び込み訪問をしましたが、うまくいかない日々が続きました。ある日、訪問先のアパートの部屋から出てきた、お子さんのいる若い女性が、玄関に招き入れてくださり、名刺をお渡ししたところ、「車のセールスマンなの、かっこいいわね」と褒めてくださったのです。続けて「ごめんなさい、うちの夫は自動車ではなくてバイクに乗っているの。」とも。

それでも、その「かっこいいわね」の一言と優しい笑顔が忘れられず、何度も訪問するようになっていきました。ある日、チャイムを鳴らしても不在の様子だったので帰ろうとしたところ、中から「風邪を引いて出られないの」と具合が悪そうな声が返ってきました。「何か必要なものはありませんか」とお尋ねし、牛乳を買ってお届けしたら、本当に喜んでいただきました。そんなある日、その女性から「夫から『部下が車を買いたいと言っていたから、林さんを紹介してあげて』と言われたの」とお客様をご紹介いただき、初めて車が売れました。車を売ろうとするのではなく、出会った人に思いを寄せ、最高のおもてなしをして、喜んでいただくことが大事なのだと実感しました。

横浜市のいわゆる「待機児童ゼロ」は、職員の苦労と努力によるものです。私が市長に就任した直後には、全国最多の1552人の待機児童がおり、これまで漠然と全体の数を減らすと言えても、「ゼロ」とは言えず、半ばあきらめていた感がありました。私は「ゼロ」という明確な目標を掲げ、現場の職員と、どうしたら待機児童をなくせるのか徹底的に議論しました。そのなかで、これまで一人ひとりの保護者の事情としっかりと向き合っていなかったことに気付き、ここに解決の糸口があると確信しました。

保育担当は実際に街を歩いて保育所の候補用地を探し、新規の開発状況を見て保育園の入所希望者の増加を予測するなど、現場感覚を磨きました。そして、土木事務所の職員も保育所の候補用地を探すなど、部署を越えて連携しました。全区役所に配置した、保育の専門相談員である「保育コンシェルジュ」は、保護者一人ひとりの事情に寄り添いつつ、担当係長とタッグを組んで、待機児童ゼロに向けて各方面と調整していきました。最後のお一人の入所先が決まったときは、一緒に抱き合って泣いたほどだったと聞いています。

認可保育所の整備にあたっては、全国平均で2%であった企業立保育所の参入を、3割近くにまで進めたこともポイントです。「民間は利益優先」という論調になりがちですが、決してそんなことはありません。保育の質をきちんと保ちながら、民間事業者の方と連携することで、大きな成果を上げることができました。その後ゼロの実績を受けて、保育希望者が大幅に増えていますが、これまで働くことを諦めていた方たちが行動を起こしてくれたということであり、横浜市の取組が市民の皆様から評価されたことでもあると思っています。

林文子市長204
自分のキャリアはまさにチャレンジの連続でした。社長になったのは、すべてスカウトで、請われて転職してきました。横浜市長への立候補を打診されたときは、男性中心の社会で働き続けてきた私の使命だと考え、思い切って飛び込みました。

市長になった今、経済界を知っていることがプラスに働いていると思います。一方で、市長就任直後は、民間と行政との文化の違いに戸惑いました。市長は選挙で選ばれた、職員から遠い存在という雰囲気がありましたが、私も横浜市役所というチームの一員だということを言い続け、丁寧にコミュニケーションを取り続けたことによって、組織の雰囲気が変わりました。序列に縛られず、壁を破って人を育てることが必要です。

私自身、男性中心の社会で50年働いてきて、女性だけではなく、働く場における男性の苦しみも見てきました。男女がお互いに尊重し合い、強みを活かし合う風土をつくらなければならないと実感しています。それにはまず、長時間労働など男性中心型の働き方を変え、本当のワーク・ライフ・バランスを実現していくことが重要と考えています。

今、男女共同参画は大きく前進しようとしています。国が主催する、女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム「WAW!2015」に代表されるように、首相自ら女性活躍推進について発信いただき、とても心強く感じています。私自身、国内はもちろん、海外のリーダーたちから多くの励ましを受けてきました。私のキャリアの中で、最初に評価してくれたのは米国の雑誌「ウォールストリートジャーナル」でした。2010年のAPEC首脳会議の横浜開催を契機に、当時のメラン・バービアー米国国際女性問題担当大使からAPEC女性と経済フォーラムへの参加と基調講演を頼まれ、「何を具体的にすべきか、どう解決していくべきか」に焦点をあてた講演をしたところ、好評をいただき、各国のリーダーとの関係が広がりました。

今、市長としてつくづく実感しているのは、基礎自治体として私たちが適正に機能していくことが大切であり、日本全体の発展につながっていくということです。だからこそ、これからは行動あるのみ。方向性は既に示されています。現場に根差した取組を続け、基礎自治体という市民の皆様の生活に最も近い現場から、日本一女性が働きやすい、働きがいのある横浜を実現してまいります。


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林市長のこれまでのキャリアの積み重ねと、時にユーモアを交えた熱いメッセージに、参加者は大きく頷いたり、笑顔になったりと、会場は和やかななかにも熱気あふれる雰囲気となりました。

参加者アンケートからは「若い私たちが聞くべきお話だと思いました。」(20代女性、学生)、「林さん自身の社会人経験を通しての男女共同参画を学べた。」(60代女性、団体グループ)などのたくさんの感想が寄せられました。

林文子市長304
控室で林文子市長(左)と内海理事長(右)


シンポジウム 「北京世界女性会議−あの時、今、そしてこれから」

 ※本プログラムは「北京+20NGOフォーラム実行委員会」の企画・協力を得て実施しました。

パネリスト
  林  陽子    国連女性差別撤廃委員会委員長
  坂東 眞理子  学校法人昭和女子大学理事長
  船橋 邦子    北京JAC(世界女性会議ロビイングネットワーク)代表
  谷口 真由美  大阪国際大学准教授
コーディネーター
  有馬 真喜子  特定非営利活動法人国連ウィメン日本協会理事長

有馬真喜子
冒頭、有馬 真喜子 特定非営利活動法人国連ウィメン日本協会理事長(写真)より、シンポジウムの趣旨及び進め方の説明があり、各パネリストより、北京世界女性会議を経ての20年における国内外、政府・NGOの取組に関する報告及びレビューと、今後の展望について提言をいただきました。

林陽子
パネリストの林 陽子 国連女性差別撤廃委員会委員長(写真)は国際的視点からみた成果と課題について、北京行動綱領のうち、意思決定分野への参画、女性と健康、女性と教育、女性の経済活動への参画、女性に対する暴力、の5つの分野についてレビューし、「北京世界女性会議が日本社会にもたらした最も大きな変化は、『女性に対する暴力』という概念を社会に定着させ、国の政策が進んだこと」と指摘。さらにこの20年間に起きた動きや課題(LGBTI、災害、開発とジェンダー、複合差別に対する支援)のほか、女性差別撤廃委員会による活動、2015年首脳サミットでの議論となる持続可能な開発目標(SDGs)の採択、国の責任の在り方など、国際社会でのさまざまな取組について報告されました。

坂東眞理子
坂東 眞理子 学校法人昭和女子大学理事長(写真)は行政の立場より日本国内の体制づくりに深く関わった実績から、「失われた20年」とも言われる1995年以降の国内における男女共同参画政策がどのような流れであったのか、年表を基に主なトピックスを解説しました。北京行動綱領は国内政策を進める上で大きな役割を果たしており、我が国はこの20年間、経済面は停滞しても女性政策に関してはその歩みを進めてきたのではないか、また北京世界女性会議に参加した女性たちが成果を発信・表現したことが日本の市民社会を変える働きに結びついたのではないか、と指摘。今後の課題として、政策決定への女性の参画、社会保障や税制をめぐる社会保障制度の是正など、国内整備のさらなる充実について言及しました。

船橋邦子
船橋 邦子 北京JAC(世界女性会議ロビイングネットワーク)代表(写真)は、北京世界女性会議NGOフォーラム開会式の熱気あふれる様子を当時の映像を用いて紹介。自身のこれまでのキャリアと、NGOの視点からの北京世界女性会議の実績とその後の社会参画について述べ、会議に参加した女性たちが、その後も報告会・研修会の開催、報告書・パネルでの情報発信などの様々な活動展開によって学びを深め、社会の変化に大きな影響と役割を与えたと指摘しました。さらにNGOが実際に行動綱領の日本語訳にどんな文言を入れ込んでいくか、その過程にも深く参画したことを説明。一方、未だ変わらない点、特に政治的意思の不足などにも言及し、「ピンチをチャンスに変えていこう」とのメッセージを投げかけました。

谷口真由美
谷口 真由美 大阪国際大学准教授(写真)は、同世代の女性、さらに若い世代にとっては女性差別が見えにくく巧妙になっており、今後様々な課題をどう「見える化」していくかがポイントであると指摘。またインターネット上の集まりである「全日本おばちゃん党」の活動について紹介し、「ネット上では『いいね!』が押せても隣の人との話題にはできないのは、まだ政治が自分自身のものになっていないから」として、まず隣の人に自分の言葉で語ること、本音で語ることが重要性を訴えました。

シンポの様子318
会場の参加者からの意見・質問では、「実際に参加した経験を地域で次の世代にどうつないでいったらよいのか」、「なぜクオータ制をはじめとする政治分野に関する男女共同参画が進まないのか」、「女性活躍推進法の基準に満たない企業がほとんどである地方で、どのように浸透させていったらよいのか」、「男性に対するアプローチ」、「日本でFGMの実施の有無」、「行動綱領『メディアと女性』に対する言及」など、多くの発言が寄せられました。

シンポの様子031
パネリストの4氏からは、法律家の果たした(あるいは果たさなかった)役割、小さな違いを指摘しあうよりも共通する大きな目標への連帯行動を進めることが必要であること、公的補助金を受けている団体(たとえば政党)の実施義務と違反に対するペナルティへの言及、政治的意思を示すこと、女性の貧困への取組、新しい世代やメンバーをどう巻き込むか、一人一人が行動することと情報共有の重要性、課題の「見える化」、若い世代へいかにつなぐか、「半径3mの範囲内」に伝え変化をどう起こすか、などのキーワードや提言が示されました。

有馬氏からは、このシンポジウムのまとめとして、課題は日常の生活につながっていること、北京世界女性会議を契機に日本各地で草の根の活動が広がったように、今回の成果が「種」となってまた全国各地に広がり、さらなる目標に向かって歩むきっかけとしてほしいとのコメントが寄せられました。

シンポの様子254
このシンポジウムの企画・運営準備、広報、当日の運営にあたっては、北京+20NGOフォーラム実行委員会の企画協力により実施することができました。「あの時、今、そしてこれから」とのサブタイトルのとおり、この20年間の取り組みの成果と未だ果たせなかったことを整理することで見えてきた、私たちが今後取り組むべき課題の解決を目指し、この会場に集まった一人ひとりが具体的な行動を起こしていこう、という思いを共有するプログラムとなりました。


ワークショップ(ワークショップの部・パネル展示の部)

 「第3次男女共同参画基本計画」に示されている施策を参考に、以下8つのテーマを設定し、全国からの応募44件(運営者の都合によるキャンセル1件を含む)及び会館提供ワークショップ3件とパネル展示7件(復興庁によるパネル展示1件を含む)を実施しました。

募集ワークショップ(ワークショップの部及びパネル展示の部)テーマ
1. 女性のキャリア形成支援
2. 企業における女性の活躍推進
3. 学校教育における男女共同参画
4. 男性にとっての男女共同参画
5. 安全・安心と男女共同参画
6. 地域づくりにおける男女共同参画
7. 男女共同参画センターの役割
8. 国際的連携

会館提供ワークショップ

会館による研究・実践の成果報告や、関係機関・団体との共催によるワークショップを実施しました。

 |暴共同参画の視点に立つキャリア開発プログラムを考える

講 師
  神田 道子   東洋大学名誉教授、国立女性教育会館客員研究員
  亀田 温子   十文字学園女子大学人間生活学部教授
  松下 光恵   NPO法人男女共同参画フォーラムしずおか代表理事
報告者
  井上 智美   国立女性教育会館学習オーガナイザー養成研修1期生
ファシリテーター
  西山 恵美子  国立女性教育会館客員研究員

オーガナイザー
このワークショップは、地域における男女共同参画の推進と、キャリア開発に向けた男女共同参画の視点による学習プログラムの開発について課題を共有することを目的として実施しました。神田氏、亀田氏による講義により、NWECが考案した「プログラム・デザイン」の基盤となる考え方や組み立て方のポイント、キャリア開発の視点・男女共同参画の視点からキャリアの社会的位置と役割などについて学んだあと、参加者は西山氏の進行のもとグループ討議とワークを行い(写真)、キャリア開発における実際の課題を整理・共有しました。今回のワークショップの土台となった平成26年度「学習オーガナイザー養成研修」からは、修了生の井上氏が研修成果を活かした母親の再就職支援プログラム実施に向けた抱負などを報告。松下氏からプログラム立案時における実態把握やターゲットの絞り込みなどの重要性など、男女共同参画の視点からの企画力が今求められていることが指摘され、次回の学習オーガナイザー養成研修(平成28年1月開催)への関心がさらに高まったワークショップとなりました。

◆‖59回国連婦人の地位委員会(CSW)報告会

報告者
  池永 肇恵   内閣府大臣官房審議官(男女共同参画局担当)男女共同参画参画局総務課長
  源河 真規子 厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課調査官
  西鍋 早葵   日本BPW連合会2015CSWインターン、山梨県立大学国際政策学科
  渡辺 美穂   国立女性教育会館研究国際室研究員
報告者兼コーディネーター
  越智 方美   国立女性教育会館研究国際室専門職員

CSW
第59回国連婦人の地位委員会(CSW)での議論を総括すると、男性の男女共同参画分野への参画促進、女性施策の実施状況をモニタリングするためのジェンダー統計の重要性、女性関連事業への予算の適切な配分、次世代育成の4つのキーワードをあげることができます。国際社会での動向と関連し、日本国内でも輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会が発足しています。池永氏(内閣府)と源河氏(厚生労働省)からは、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律の概要(平成27年8月28日成立)や第4次男女共同基本計画の策定スケジュールについての報告がありました。また日本BPW連合会のインターンとしてCSWに参加した西鍋氏は、CSWで得た経験と知見を今後どのように伝えてゆくかについて抱負を述べました。渡辺研究員(NWEC)からは、CSWでは市民社会組織の参画の長い歴史があり、NGOブリーフィングやパラレル・イベント等を通じて活発な情報交換がおこなわれているとの報告がありました(写真)。

ワークショップ参加者からは「世界のジェンダー平等の動きがよくわかった」「今日のワークショップで得た知識を地域に戻り伝えたい」等の意見が寄せられました。


 リレートーク「東北はいま〜男女共同参画の視点からの復興」
                   ※復興庁男女共同参画班との共催プログラムです。
報告者
  伊藤 怜子  NPO法人こそだてシップ理事長
  八木 純子  一般社団法人コミュニティスペースうみねこ代表
  遠藤 惠    NPO法人市民メディア・イコール副代表
  武川 恵子  内閣府男女共同参画局長
  山崎 裕子  国立女性教育会館情報課情報係長(併任)専門職員

東日本大震災後の復興に取り組む当事者の「情報発信」を共有し、新たな連携や支援の創出と復興の加速化を目指すため、復興庁男女共同参画班の企画・協力による共催ワークショップを実施いたしました(写真)。

リレートーク
復興庁より、第一部リレートークでは、東北三県の被災地からの事例報告を行いました。岩手県・伊藤氏の報告では活動から見えてきた地域の子育て事情、人材と活動資金の確保の課題について述べられました。宮城県・八木氏は支援を受ける中で「自分たちでなんとなしなければ」との思いから、支援物資を活用した仕事づくりと居場所づくりを展開。巻き込む力で地域の変化を生み出しています。福島県・遠藤氏は「女性たちの『声にならない声』を記録する」をコンセプトとした記録集の制作趣旨と思いについて述べられ、「『分断』から多様性の尊重へ」との提言がありました。

第二部の情報提供では、山崎情報係長(併)専門職員(NWEC)より全国の女性関連施設等と連携して構築する「NWEC災害復興支援女性アーカイブ」事業の取組を紹介。内閣府・武川局長からは男女共同参画の視点からの防災・復興について、政府の国内的及び国際的取組に関する情報提供と提言がありました。

会場の隣には3日間を通して復興庁のパネル展示も実施。男女共同参画の視点からの復興の「今」を見つめ、そして考える機会となりました。

北京+20
また本館2階女性教育情報センター前ではシンポジウムとの連動企画として、北京世界女性会議関連の資料やパネルを展示(写真)しました。

フォーラム期間中は会館ボランティアによる交流プログラムとして、会場全体を通じた参加者同士の情報交換やネットワークづくりの場を多数展開しました。


映画「人生、いろどり」上映会

この映画は地方の過疎の町を舞台とした「葉っぱビジネス」による実話を基に、女性の起業や自立、夫婦の問題、過疎化、高齢者の活躍などを描いた作品です。当日参加も含め約100名の方にご参加いただき、好評の声をいただきました。

終了後のアンケートでは、「女性のエンパワーメントが自然に描かれていてフォーラムにぴったりの内容だった」「美しい画面の中に、男女共同参画に触れているいい映画だった」「どんなことも年齢は関係なく一生懸命やればできるんだ、と勇気をもらった」「何だってできるよ、いつだって、どこでだって…という言葉が心に残った」などの感想が寄せられました。フォーラムの最後を飾るプログラムとして、テーマ「一人ひとりの活躍が社会を創る」の余韻を感じながら、この3日間を締めくくることができました。

映画「人生、いろどり」の内容はこちらから
公式サイト http://www.irodori-movie.jp/
Facebookページ https://ja-jp.facebook.com/irodori.movie

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