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「女子中高生夏の学校2010〜科学・技術者のたまごたちへ」実施速報

平成22年度「女子中高生夏の学校2010〜科学・技術者のたまごたちへ〜」実施報告
 
女子中高生が科学・技術の分野に自分の新しい可能性を見いだすことをねらいとする「女子中高生夏の学校2010〜科学・技術者のたまごたちへ〜」を、今年も8月12日(木)〜14日(土)の2泊3日開催し、全国から123名の女子中高生、51名の保護者・教員が参加しました。
 この「女子中高生夏の学校2010」は、独立行政法人科学技術振興機構の委託により、日本学術会議「科学と社会委員会科学力増進分科会」「科学者委員会男女共同参画分科会」との共催により実施したものです。6回目となる本年度は、これまでの夏学の成果であるプログラムや人材を活用すると共に、より一層工夫し、進化する夏学が行われました。
猪俣芳栄企画委員長の開会宣言でプログラムは始まり、神田理事長と日本学術会議会員の長谷川委員による挨拶がありました。続いて、企業より、日本電気株式会社 森岡由紀子氏、高校の教員より栃木県立日光明峰高等学校教諭高橋春美氏によるキャリア講演を行い、未来を担う女子中高生に向けての貴重なメッセージをいただくことができました。
女子学生からのメッセージでは、独立行政法人国立環境研究所 関本奏子氏、東京理科大学3年生添田紗耶氏による話がありました。比較的年齢が近いロールモデルに参加した女子中高生が熱心に聞き入る姿が見られました。
次のプログラムでは、女性研究者・技術者の職場探訪が行われました。テレビ会議システムを使い、グーグル株式会社のスイス・チューリッヒのウェブマスターの藤井氏と人事スペシャリストの大石氏によるリアルタイムのやりとりもありました。また、実際にオフィス内をカメラ持って紹介いただきました。企業内の会議室やすべり台の紹介に中高生から歓声がわきました。
開会理事長挨拶長谷川委員NEC森岡氏高橋氏グーグル

<女子中高生プログラム>
1日目の最後のプログラムは、女子中高生が「サイエンスバトル!?」を行いました。班ごとに8つのゲームブースを周りました。クイズあり、体を使ったゲームありで、班の仲間と協力して楽しんでいました。
サイエンスバトル
2日目には、「サイエンスアンバサダー」、「韓国物理キャンプの女子高校生との国際交流」、3日目には「才媛(さいえん)双六(すごろく)」と参加体験型の多彩な内容のプログラムが行われ、中高生が意欲的に参加していました。「サイエンスアドベンチャー機廚任11つの実験・実習を、「サイエンスアドベンチャー供廚任35のポスターブースが出されました。多数の学会・大学をはじめ、企業からは、株式会社東洋製作所、株式会社資生堂、進研ゼミ高校講座(株式会社ベネッセコーポレーション)が参加しました。参加者は、自分たちが関心のあるポスターセッションに思い思いに出向き、体験しながら、サイエンスの宝さがしをしました。 
レクチャー編トレーニング編    
                                
サイエンス・アドベンチャー機 禺存魁実習>   
実験A実験B実験C実験D実験E実験F実験G実験H実験I実験J

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ポスターセッションキャリア相談

最後のプログラムではサイエンスアンバサダー任命式が行われました。参加した中高生全員がサイエンスアンバサダーに任命されました。このサイエンスアンバサダーは、今後、自分の周りに科学・技術の面白さを広める活動を積極的に進めます。その活動の相談のための夏学メンター制度を設けました。
表彰式任命式
   
<保護者・教員等プログラム>
今年度から本格実施した保護者や教員に対してのプログラムでは、女子中高生の進路に影響を与える身近な支援者である参加者51名が集まりました。初日の夕食までは女子中高生と同じプログラムでした。夕食後は「保護者・引率者の出会いと夏学を知る会」がありました。6回目になる夏学について企画委員の小川氏からの説明を聞き、夏の学校のこれまでの成果についても知りました。その後、参加者の自己紹介があり、参加動機や夏学への期待などが話されました。
保護者用プログラムサイエンスカフェ気任蓮企業から保護者の方へ就職・職業、理系進路選択のメリット等、生の情報をお届けしました。教員用プログラムサイエンスカフェ兇任蓮教員が今後の授業の中で役立てる内容として、学術会議の会員である玉尾晄平氏による『一家に1枚周期表で科学を楽しむ』と、渡辺政隆氏による『なぜかくも多様な生物がいるのか〜ダーウィンの素朴な疑問』のテーブルトークが行われました。
夜のサイエンスカフェ2では、国立女性教育会館久保理事から国の政策について、株式会社資生堂から企業の取組についてのミニ講義があった後、ワールドカフェ方式のディスカッションで国や企業への要望をまとめました。とても有意義で、参加者から、「あっという間の2時間だった」という声もあがりました。3日目の教員用プログラムでは、3日間の夏学の成果を教育現場へ広げる試みとして簡単な指導案を作成しました。保護者用NWECプログラムでは、保護者として3日間の研修を終えて感じたことを振り返り、共有しました。
夏の学校説明サイエンスカフェサイエンスカフェNWECプログラム
<参加者の感想>
参加者の女子中高生からは、「同じ志をも持った人たちと3日間過ごせて同じようなことを感じたり思ったりして、仲良く交流できて良かった。」「理系を目指している同年代の女子が思ったより多かったことに気がつきました。3日間夏学で一緒に生活して『理系の道』で頑張ろうと強い気持ちを持ちました。」「生物の分野だけを考えていたけれど、生物と物理の合わさった学科や天文など様々な分野を学んで夢が広がった感じになれました。」「文系で突き進んでいくつもりでしたが、理系に興味がわいて、もともとの夢(理系)に向かって進みたいと思いました。」「理系は、どんなことにも夢を見つけられる選択だと思いました。今までは自信がなかったけれども、好きなことを見つけやればいいことがわかった。」等の感想が寄せられました。
また、保護者・教員等からは、「教員向けのプログラムは、視野が狭まるような環境で働いているものにとって、そうにはならない刺激が得られる内容だと思いました。」「生徒へのキャリア教育の充実を図るために、たくさんすばらしいヒントをいただきました。」「これからの社会を担っていく生徒を育てるという観点から、改めて教員の仕事の責任の大きさとやりがいを感じました。」「進路を考える上では有用で、これだけ多くの企業や学会の協力を得られることにびっくりしました。」「女性も働くことが当たり前になるこれからにより長く働きやすい職場とはを親も考えていきたい。」「子どもの理系へと言う希望を親としてしっかりサポートしていきたいと思った。」などの感想が寄せられました。

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