国立女性教育会館では、6月11日〜13日の間2泊3日で平成20年度「女性関連施設・団体リーダーのための男女共同参画推進研修」を開催しました。北は青森県から南は沖縄県まで女性関連施設の管理職や、女性団体やグループ、NPO法人のリーダーなど、全国から109名の方が参加されました。なお、本研修は、管理職コースの企画・運営を、特定非営利活動法人全国女性会館協議会との共催で実施しました。
指定管理者制度の導入、官民協働による事業への注目など、地域で男女共同参画を推進するために、女性関連施設ならびに団体が果たす役割はますます重要になっています。こうした状況を踏まえ、会館では女性関連施設や団体・NPO等の現状に関する調査研究を実施してきました。本年度の研修では、これらの調査研究の成果に基づいて、女性関連施設管理職、団体リーダーとしてのエンパワーメントと施設と団体間の連携・協力関係の構築を課題として取り上げました。
具体的な内容は以下のとおりです。まず、男女共同参画施策についての最新の動向と男女共同参画を推進する視点について学んだあと、会館の実施した調査に基づいて、女性関連施設や団体をとりまく課題についてグループ討議を行いました。研修2日目の6月12日には、「女性アーカイブセンター」の開設式が行われ、参加者はオープンしたばかりのセンターの展示を見学しました。その後、3件の実践事例報告「地域の課題解決と結びつけ、男女共同参画意識の醸成を地域に広げている事例」(「大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)」の取組)、「連携・協力関係の構築についての事例(千葉県「白井市青少年女性センター」の取組)、「地域で男女共同参画を推進するリーダーの養成についての事例」(青森県「はちのへ女性まちづくり塾生の会」の取組)が行われました。事例報告をうけたケース研究では、女性関連施設と団体との連携・協働関係の構築について、活発な議論が展開されました。ワークショップでは二つのコースが一緒になって、具体的に事業計画書を作成していただきました。最終日には、管理職コースと団体リーダーコースに分かれて、2つの分科会「評価の重要性を認識する」と「組織内における人材の養成を考える」が行われました。
終了後のアンケートでは、「2泊3日のプログラムの流れが関連性をもってつながり、内容を徐々に深めていくことができた」「今後、組織を運営していくうえで、この研修で得たものが大きな支えとなっていくことと思う」「ワークショップのテーマ設定がよく、グループワークの意義があった」等のご感想が寄せられました。

ワークショップ「女性関連施設と団体との連携・協働関係づくり」から